ホタル

流体計画の家づくり

【ホタル】

私の自宅の近くに、隠れたホタルの名所があります。
ちょうどこの時期は見頃で、観光の方もチラホラ見掛けます。

群棲しているところでは、その飛ぶ光景は圧巻で素晴らしく、
昔、中国の偉いお方が、ホタルを灯りにして勉強していた
逸話も納得してしまうほどです。

ホタルの多くは成虫になってから２週間程度しか生きられず、
その間、光でコミュニケーションを取りながら、パートナーを
求めているのだとか。

京都市内には、まだまだホタルが飛び交っている場所もあり、
こういった自然環境を残していこうとされている行政や団体の
方たちに、ただただ頭が下がる思いです。

少し調べて見ると、ホタルの光とは、地上最高の
エネルギー変換効率をもつ発光メカニズムなのだそう。
白熱灯で約１０％、蛍光灯で約２０％、最近普及している
ＬＥＤ照明でも約３０％なのに対して、「冷光」と呼ばれる
ホタルの光は、約８８％の超高効率で光るそうです。
スゴイ！

まだまだ、自然の創り出した力に人間は及ばないのですねえ。

くれぐれも、ホタルを見掛けても採らないで、その神秘的な
自然の不思議に思いを巡らすことに、留めてあげてください。。

（スタッフ:tera）