メっちゃん・カっちゃん・ダーくん
先日、近所のお花屋さんが「これ息子さんにどうぞ」
とメダカを3匹いただきました。
息子が帰って来るのを待って目をつぶらせ”ジャーン”と見せたら、
『何これ?』と冷ややかな反応
しばらく泳いでる姿をながめてると、
『かわいいな』とニンマリ
しかし、急に顔が曇り
『でも、カブト虫みたいに僕より早く死ぬやろ?』
と目に涙だがいっぱい
「でも、長生き出来るように頑張って育てよ。エサやってみようか?」
と言うと『うん!』ホッ
2日目主人から3匹に名前が付いたと教えてもらいました。
3日目の夕方でした。
二人で買い物行った帰りに
「今日、メっちゃん・ダっちゃん・カーくんにエサやった?」
と聞くと『アッ僕やってない』
「帰ったら急いであげないとお復減らしてはるな~」
帰宅後、メダカ鉢を覗くと、3匹がプッカリ浮いていました
「りんちゃん」大声を張り上げると息子が飛んできて、
『なんで可愛そうに・・うわぁーんうわぁーん』
『僕の家に来いひんかったら、もっと長生き出来たのに』
『いっぱいご飯食べたかったのに』
『子供も生みたかったかったのに』
『かわいそうや。僕が逃がしたげたら良かったんや』
『ごめんな・・。ごめんな。』
『うわぁーんうわぁーん』
ソファーに倒れこみ大泣きです。
しばらく泣いて落ち着いた息子は、『お墓に埋めたげよう!』と
スコップを持ち、小さな中庭へ。
一生懸命穴を掘りながらも、ポロポロポロポロ涙は止まりません。
そっと土をかぶせ、石を置きました。
手を合わせて
『今度、生まれ変わったらいっぱい長生き出来ますように』
『もし、僕のところにきたら大きな川に逃がします。』
ブツブツブツッ・・・
手を合わせ終って二人で顔を見合すと、グチョグチョ
『ちょっと泣きすぎて頭痛いし、楽しい話しよか?』
この切替の早さに、ガクッときながらも
母は確信しました。
息子よ我が家では絶対 動物は飼えないって事が
とも子