第2回
【金利のお話】
1カ月ぶりにこんにちは。
ぼくみぐもん
ご無沙汰だからぼくのこと忘れてないかな?
忘れてたら思いだしてほしいのね。
そういえば「ごーるでんうぃーく」はみんな何してたの?
ぼくはちょっとお出かけしてみたよ。
でも、「ごーるでんうぃーく」って、
どこにいっても車や人がとっても多いのね。
ぼく疲れちゃった。
ん ? その格好で街をあるけるのかって?
それはね。秘密があるのね。
実はぼく、外に出る時はほとんど人の形をした気ぐるみをきているよ。
だからぼくがみぐもんだってばれないのね。
もしかしたら知らない間に出会ってるかもなのね。(へへへ)
さて、そしたら本題にはいるのね。
今日は「金利のお話」だよ。
まず、お金の貸し借りから。
ぼくの星では、100円借りたら100円返すよ。
ママに1000円借りたら1000円返すよ。
でもね。この国では、1000円借りたら少し多く返すのね。
なぜだか分からないけど多く返すのね。
この多く返す分のことを「利息」って言うみたいなのね。
じゃあ、その「利息」ってどうやって決まるんだろ?
早速みぐもん調査隊に調べてもらったよ
そしたらね。
「利息」には「金利」っていうのが関係していることが分かったのね。
「金利」の単位は「%(パーセント)」。そしてこれは借りてる金額にかかってくるよ。
例えば、ママがぼくに1000円を1週間、金利10%で貸してくれたとするね。
そうすると1週間後、返す金額はいくらになるかな?
この場合、「1週間」「金利10%」「1000円借りた」ってところがポイントだよ。
正解は元々の金額1000円と、1000円の10%の100円、合計1100円を返すことになるのね。
じゃあ、次にどういう時にみんなお金を借りるんだろう?
この国では、「家」とか「車」とか、
一度に払いきれないものを買う時にお金を借りるみたいなのね。
でも、やっぱり借りる時には「利息」がくっついてくるのね。
残念だけど「利息」はなくならないのね。だから、少しでも少なくできたらラッキーなの。
そのために注意して見てほしいのが「金利」だよ。
この「金利」っていうのは、特にお家を買う時みたいに
長い期間をかけてお金を返す時は厄介 なのね
家を買ったり建てたりする時、
ほとんどの人が2000万円とか3000万円のお金を借りているのね。
それを30年とか35年とか、長い時間をかけて返していくのね。
調べていくと、この長い時間をかけていく中で「金利」が生み出す「利息」が
すごいことになっていくのが分かったのね。
「ただいま金利1%です!」て聞くと、たいしたことないように思っちゃうけど、
例えば1000万円を35年で借りたとした場合、一体いくら返すことになると思う?
単純に1000万円の1%の10万円が利息で
合計1010万円かなって思っちゃうかもしれないけど、これは間違いなのね。
じゃあ、答えはいくら?
お家を建てる時に借りるお金のことを「住宅ローン」っていうのはみんな知ってるよね。
この「住宅ローン」の場合、月ごとに少しずつお金を返すのが一般的だよね。
そして「金利」っていうのはその1月毎の残金にかかってくるっていう計算になるのね。
ぼくが「長い期間をかけてお金を返す時は厄介」って話したのはここなのね。
金利1%で35年かけてお金を返すとどのくらい増えるかって計算してみたよ。
そしたら、びっくりしちゃった!こんなに増えるのか~!って。
計算方法は少しややこしいから、結果だけお話すると、
「 金利1%で100万円借りてたら120万円 」
「 金利1%で1000万円借りてたら1200万円 」
そう。借りたお金の20%も多く返すことになるのね。
だから、1%といっても侮れないのね。
もし2%なら・・・分かるよね?
40%も多く返さなきゃならなくなるってことなのね
だから、金利は低ければ低いほど、余計なお金を払わなくて済むのね。
分かったかな?
そして今日、みんなに伝えたかったのは
「金利」は時間をかければかけるほど大きくなっていく厄介なもの だっていうことなのね
もっと詳しく聞きたい人はぼくに聞いてね。
まだまだお話したいけど、今日はこの辺でおしまい。
3回目は「住宅ローンの仕組みってどうなってるの?」ってお話だよ。
よろしくなのね。
by みぐもん