第13回【家の買い時はいつ?】
最近、住宅の購入や新築、もしくは中古を買ってリフォームをお考えになられた方々。
もしくは中々いい物件に巡り会えなかった、決め切れなかった方々。
ズバリ申し上げます。
「今」です。
「なんだ、不動産屋さんの回しものじゃないか!」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
理由は2つあります。1つめは住宅価格、2つめは住宅ローン金利。
今回は住宅価格のこれからどうなるかについてお話しますね。
住宅価格は今もう既に上がり始めています。
そして2020年までは上がり続けると考えられます。
2020年。日本で何が行われますか?
そうです。「東京オリンピック」です。開催が決まった時は日本中が歓喜に沸きましたね。
日本は東京を中心にオリンピックに向けて準備が始まりました。道路の整備、日本各地や
外国からのお客様を見込んだ新しいホテルや商業施設等にお金がつぎ込まれ始めています。
「オリンピック」と「家の価格」と関係あるの?とお考えの方もいらっしゃるかもしれま
せん。
建物を作るための資材の需要は高まります。
建物を作るための人材の需要も高まります。
需要が高まるとモノの価格はどうなるでしょうか?
そうです。上がりますよね。
例えば、あなたが建築のお仕事に就いているとしましょう。
同じ仕事をして、利益が100万円の仕事と200万円の仕事、どちらを選びますか?
余程の義理でもない限り、200万円の仕事を選ぶほうが自然です。
かなり極端な例えを挙げましたが実際に起こり始めていることなんです。
建築資材も同様に高く買ってくれる方に売るのが自然だと思います。
こうやって資材の価格と人件費が上がり始めると、その価格は勿論、販売価格に跳ね返っ
てきます。オリンピック以外にも上がる要素はありますが、それについてはまたお話しま
すね。
東京では2年前から計画されていたマンションが資材と人件費の高騰で相場価格より高く
なり今販売中の物件が無くならない限り売れそうにないということで計画の見直しを余儀
なくされていることもあるようです。
なので、今検討中の方で本当に欲しい方は急がれた方がいいと思います。
もしくはオリンピックが終わり価格が下がることを期待して6年待つか。
6年待つこと、これはお勧めできません。その理由は次回にお伝えしますね。