都市型住宅
【都市型住宅】
さあ、基礎工事が始まります
今日の写真は
京都市内ではじまる
木造三階建て住宅の様子
まぎれもない都市型狭小住宅です
じつは建築の世界で木造の三階建ては
少し特別な位置づけにあります
明治の時代にまでさかのぼると
敷地がタイトな都市部での木造三階建ては
さほど珍しいわけでもなかったのですが
現在の防火地域の規制の中で
法規上様々な制約が課せられているからです
新築住宅の着工数に比べて
3%未満である割合から考えても
人気のパターン
とまではいかないのが現実です(笑)
『階段の上り下りが・・・・』とか
『老後に住みにくい・・・・』とか
ネガティブなお話もよく耳にするのですが
お建てになる皆さんは
まだまだそんな年でもないのにな?と思うのですが・・(笑)
でも、都市部において
高止まりする地価を考えると
上へ延ばす、と言う方法は
自然な流れだと思うのです
東京なんか、そんなのばっかりだし(笑)
工夫次第ではとても素敵な
狭小住宅が完成するんですけれどね・・・
なんで、ここまで不人気なんだろうか?(笑)
そんな訳で
今日は三階建てのメリットを考えてみたいと思います
もちろんの事
あくまでも独断と偏見に基づいていますので
あしからずご了承くださいませ(笑)
まず、始めに、『とても頑丈な事』
三階建ての木造住宅は
4号特例という緩和規定が受けられません
一軒一軒すべて許容応力度計算(構造計算)し
充分な強度があるかどうか?について審査されます
(基準は二階建ての1.5倍の強度)
かつての阪神淡路大震災でも
三階建てで倒壊した家屋は皆無と聞いた事があります
これはもう、とっても頑丈に間違いはないようです
次に、『日当たりと風通しが良い事』
日当たりに関しては
1階より2階2階より3階
当然のことながら
上層階に行くほど明るくなります
風通しも同じ
上層階の方が随分と有利です
そして極め付けが『床面積が確保できる事』
狭い土地でも積み上げることにより
床面積が確保できること、これが何より大きなメリットです
標準家庭といわれる4人家族が
快適に居住するためには
30坪から35坪ぐらいの床面積が理想と言われるのですが
20坪程度の土地さえあれば
その理想を満たすことができます
地価は高くとも
プランさえ工夫すれば
十分快適な家づくりが可能といえるのですが・・・・
こうして見てくると
三階建も悪くありません
中庭や吹抜けで光や風を取り込んだり
滞在時間ごとにフロアプランを工夫したり
ご家族にあった
楽しく暮らせる間取りさえ実現できれば
とても素敵な生活が送れそうですよね
願わくばもう少し
ホームエレベータの価格が安くなれば良いのですが・・・
できたら今の三分の一ぐらい・・・ダメか?(笑)
(BOSS)