落慶
【落慶】
『落慶』という言葉
聞かれたことがおありになるでしょうか?
社寺などの完成をお祝いする言葉です
昔の中国において宮廷が出来たお祭りの事を
『落成』と言ったそうなのですが
これが語源になっていると言われています
正式には『落成慶讃会』(らくせいけいさんえ)
読んで字のごとく『完成をお祝いしたたえる会』、という事ですね(笑)
でも、なかなかに
カッコいい言葉ですよね、『らっけい』って(笑)
なんか、響きがそれっぽい!
そんな訳で
近くのお寺で行われた
落慶法要に参加してきました
こちらのお寺
かの有名な東本願寺
その伏見別院と言います
私の母方のお墓があり
折にふれ訪れるお寺さんです
今日は忙しくしている一族郎党を代表し
徒歩3分の場所に住む私が駆り出されました
落慶の時は不思議とおもしろい雲が表れる
とか言われていますが、今日もなんか写っていますね(笑)
こちらのお寺
本願寺を名乗ってはいるものの
平成元年に老朽化を理由に
本堂が取り壊されてからというもの
長くプレハブ製の仮本堂でのお努めが続きました
お盆の法要などでは
お参りに来たのか?サウナに来たのか?
わからなくなるほどのものすごい暑さ(笑)
門徒さんの間では悲願と言っても良い
今回の本堂の建立であったのです
落慶法要というものに初めて参加させていただきましたが
普段の法要とは異なり
かなりお祝い色の強い、派手目の印象です
門徒さんが
本当にたくさん駆けつけ
皆さまの笑顔も大変明るい!
まさに、悲願であったんだなぁーと感激してしまいます
そんな皆さんのお姿を見て
もしかすると日本のボランタリーの原点は
ここにあるのかも?と気付かされます
お寺を守る門徒さん檀家さん達
その献身ぶりはなかなかにスゴイものがあるのです
庫裏(住居房)の普請(建築)の時なども
檀家さんの会議が開催され
時にはユニットバスの色柄にまで口を出す
でも、大きな寄付を寄せたりなさるのだから
それも無理ない話なのです(笑)
ご先祖様を永く供養してもらうお寺
そしてボランティアで
それを守り続ける檀家さんや門徒さん達
こんな共生の姿こそ
ずっと受け継がねばならない
とても大事なお手本なのかもしれません
弊社のコンセプトの一つに
『古くて正しい事を新しい方法で!』があります
今回も、またまた見つけちゃいました
『古くて正しい事』
じゃ、ロックしてるお坊さんや
フェイスブックで情報発信している若い僧侶が
『新しい方法で!』という事になるのかなぁ
それについては
もう少し考えてみたいと思います(笑)
そして、宗教感はさておき
もう少しだけ、信心深くなりたいと感じています(笑)
(BOSS)
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