磨丸太
現在建築中の住宅
床の間の『磨丸太さま』のお写真でございます(笑)
磨丸太
私が子供の頃はお金持ちの代名詞でした
『床柱でその家の格が分かる!』
などと言われたのを聞いた事さえあります(笑)
磨丸太の発祥は
遠く室町時代にさかのぼります
茶道と起りを同じくすると言われ
茶室や数寄屋建築の隆盛とともに
全国に広まっていきました
その産地も
地理的社会的要因、気候的な要因で
最初は京都の北山地方に限られていました
そう、京都の北山が発祥の地
なんかちょっとうれしいのは私だけですか?
そして、後発の奈良吉野地方を加え
今現在でもこの二大産地とその周辺で
95%以上が生産されているとか
しかし、残念なことに
いまとなってはその数も激減してしまいました
京都で建築に従事する我が社でさえ
採用することは少なくなっています
和室自体が少なくなっているので仕方がないか・・・・
でも、こうやって見ると
なかなか風格もあり、良いものですね
フムフム・・・
どうやら私の感覚も
どんどんおじいさんに近づいているのかもしれません(笑)
しかしここで思い切って予言したいと思います
10年後ぐらいになるでしょうか・・・
磨丸太や和風の家が好きという若い方々が
どんどん増えてくると思います
そしてその潮流が時間をかけて
新しい和風のスタンダードを作り上げていくように感じています
きっと室町時代に
茶の湯や数寄屋という概念が生まれたのと同じように
きっと最初は
千利休も『変な奴』と言われたはずなのです
絶対そうだと思います!(笑)
(BOSS)