外壁モルタル下地
今日の写真は
これからモルタル(セメント)の壁を塗る
その前の下地を写したものです
(メタルラスという金網を貼った状態です)
なかなか三分割法の遠近がきいた
写真ですね(笑)
弊社のスタッフも
少しづつ写真の撮り方が上達して来たようです(笑)
最近の住宅の外壁は
サイディングと呼ばれるボード系の材料が主流です
各メーカーの商品開発で
タイル柄のモノやストライプ
石目柄のモノまで
本当に様々な商品が出揃っています
コストも手ごろで
耐火性能も高く
なにより
あまりに汎用化しているため
私達も使わない、という訳にはいきません
ただ、私個人的には
とある経験をきっかけに
あまり積極的に採用しなくなりました
かなり以前のお話なのですが
高校時代の友人のお父さんから
『となりに住むおばあちゃん家の
外壁タイルが剥がれたので直してあげて』
との依頼を受けたことがあります
現地に伺うと
車か何かが
コツンと当たったのか
確かに外壁の一部が割れていました
しかしその外壁は
タイルに見えるボード系の外壁
補修をするためには
かなりの面積に手を加えなければなりません
おばあちゃんにその事を
スケッチを描いて
一生懸命説明するのですが
『いや、いや、一枚だけ直してくれたら良い』の一点ばり
なかなか意思の疎通ができません
しまいには
悪徳業者かなにかと間違われたのか
怪訝な顔をされる始末(笑)
でも考えてみれば
そりゃそうですよね
『タイルに見えるんだもの、仕方がないわ!』
変に納得してしまった記憶があるのです(笑)
少しいじわるな言い方をすると
現代の建築は、『フェイク真っ盛り!』
と言っても良いかもしれません
『板材に見せた、ビニールシート』とか
『石に似せた、樹脂』とか
そんなのばっかりなのです
確かに住宅の材料を考える上で
コストは最大の課題、と言っても過言ではありません
でもあまりそれが行き過ぎるのも
いかがなものかと思っています(笑)
弊社の基本的な考え方
それは、『お引渡しをスタートにお家がどんどんカッコ良くなる』事
もちろん、最初からカッコいいお家なんですよ!
でも、出来立てにはやはりまだまだ『味』が備わっていません
お住まいになる方と共に
家が円熟味を増しどんどん味わい深くなる
これからも
そんな家づくりを心がけたいと思います