虚構
『虚構』
辞書で調べると
『事実ではない事を事実らしくつくりあげる事』とあります
創業4年で135億円を越えた売上は
どこまでが虚構だったのでしょうか?
平成21年、大阪市内に『エステート24ホールディングス』という会社が設立されました
24歳の若き社長の率いる会社は、太陽光発電という時流をうまくとらえ
またたくまに業界トップに上り詰めました
再生可能エネルギーへの注目や
政府の買取政策などの追い風の中
創業4年目で135億円もの売上を達成します
特筆すべきはそのイメージ戦略
有名タレントはおろか衆議院議員や横綱
ボクシングの世界チャンピオンまでも繰り出し
自社イメージのPRに努めたのです
しかし、あまりに荒唐無稽な話には
やはり落とし穴がありました
詐欺罪と粉飾決算で代表者と役員が逮捕
信販会社と同じ名前の法人を設立し
売上があるかのごとく装い
複数の銀行から融資金を巻き上げていたとか
こんな出来事で業界自体のイメージが悪くなるのも
憤懣やるかたないわけですが
これだけの売上
全部がウソである訳もないだろうに
もう少しやり方があったのではないでしょうか?
多分、私達のような田舎社長に比べても
カリスマ性やら広告宣伝力など、大きな才能に恵まれていたはず
なにも犯罪に走らなくとも
充分に成算はあったはずなのです
中小企業の星
株式会社武蔵野の小山社長が著書のなかで
『長きに渡り、景気が低迷していたのは、大多数を占める中小企業の経営者の質が悪くなったから』
と書いておられます
実は私も全く共感しているのですが
今回の出来事を見ていると
『がむしゃらに頑張る零細企業の親父』という昭和的手法だけでなく
心の中の『公』の養い方、善の気持ちを育む方法も
付け加えなければならないと感じています
安倍総理
できれば道徳の時間を増やしていただいた方が
よろしいんじゃありませんか?
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