一枚の紙片
これがなにか
皆さまおわかりになるでしょうか?
実は尺八の楽譜!
洋風に言うとスコアというやつなのです
中見てビックリ!
完全に
ツーツーレロレロとしか
書いていないのですが・・・(笑)
今回のリフォームのお客様
大手電鉄グループ系で
長年社長を勤めあげられ
今では奥様と悠々自適の
セカンドライフをお過ごしです
若い頃から
音楽に親しまれ
お家の中は様々な楽器があちらこちらに
35歳からスタートされたという尺八は
大師範という肩書までお持ちです
私自身は仕事人間として
高度経済成長時代への憧憬が
人一倍強いため
大師範の口から語られる
半沢直樹も真っ青なリアルなビジネス回顧録が
目下最高のワクワクで
大した打合せもないのに
ご自宅に入り浸ったりしています(笑)
きっと、こんな状態を
馬が合う、というのだと思います
大師範のエピソード
抱腹絶倒から
ブログに書けない事まで様々なのですが
驚くべきは
全編に張り巡らされる
あくなき向上心
古希を迎えた記念にと
始められたチェロ
1年と少しで
15曲のレパートリーをお持ちだそうで
臥龍大師範(がりゅうだいしはん)
寝そべる龍の大先生、という
もはやわけのわからない程(笑)
登りつめられた尺八道の腕前は
遷宮を迎えた
伊勢神宮へ献笛(けんてき)されるほどだとか
いまでも一日一冊の読書を重ね
身体を鍛えることも忘れず
月に一度の退役VIP会談での一献を楽しみに
日々をお過ごしです
実際には
かなりのべらんめえ口調で
頑固親父を楽しんでいらっしゃるのですが
バックボーンに纏う
何とも言えない上品なオーラが
見識の深さを醸し出してしまっています(笑)
きっと
こんな人々が
日本の高度経済成長を
体現してきたのでしょうね
まさに『昭和の男』です
素敵な人々に出会うたび
今の仕事を選んで良かった・・・・と
しみじみ感謝が込み上げます
20年後
こんなかっこいい爺さんになれるよう
今を頑張りたいと思います