京町屋専用住宅ローン

お引渡し風景です

今回の現場
様々な外的トラブルにより
かなりお引渡しがずれ込んだのですが

なんとか結婚式前日に間に合いました

お客様は
『こちらの事情で、遅れたんだから、
延ばしてもらって大丈夫ですよ』と
お声掛けをいただいていたのですが

お二人の輝かしいスタート
まさか、そんな訳にはいきません

なんとかギリギリではありますが
ホッとしました


こちらの建物
築年数がわからないぐらいに古い京町屋です

現行の建築基準法には
とうぜんながら合致していないのですが

なんとかそれをリニューアルして暮らしたいとの
強いご希望をお持ちでした

素晴らしい！
町屋保存にもつながります


でも、資金をどうしよう？

そうなんです

今までは資金の手当がネックになって
泣く泣く解体されていった町屋もたくさんありました

結局、金融機関は
いわゆるお墨付きが無いと
なかなかお金を貸してくれないのが現状で

全体像のわかりにくい
町屋のリノベーションなどには
住宅ローンへの取組案件として
かなり消極的だったのです


そんな状況は

国際都市、京都にとっても不幸な事だ！
と、どこぞの誰かが
一生懸命考えてくれたのでしょう

ついに、お墨付きとなる
救世主が登場することになりました

それが、今回活用した
『京町屋カルテ』なのです


そのカルテをお墨付きとし

京都が地場である
信用金庫の専用住宅ローンが
利用できることになりました


打合せのやりとりで
銀行の方もナカナカ大変そうではありましたが

どうにかこうにか出来上がり
引き渡しも完了しました

終わりよければ万事よし、であります


リフォームの仕事はとてもおもしろいものです！
やりがいだって半端なものではありません

テレビではないですが
ビフォーアフターで本当に劇的に変わるので

改修前を一番ご存知な
お客様のお気持ちとしては
ビックリを通り越して
もはや、驚天動地、な
お客様もいらっしゃいます

内容を考える私たちでさえ
あまりの変貌に驚くのですから
無理もありません


おかげさまで本日も
スゴくありがたいお言葉をかけていただきました

やはり、楽しい仕事です