芸術は爆発だ!
昭和45年、大阪の千里丘陵で
アジア初となる万国博覧会が開催されました
戦後復興から
高度経済成長期をむかえ
我が国が最も輝いていた頃のお話です
私よりもう少し年配の方が
今の中国や、アジアを指して
『昔の日本みたい』
とよく例えられるのですが
そこには確かに
活気に満ち溢れた日本の姿がありました
当時、6歳だった私の記憶は
随分とセピア色になっています
ただ、ものすごい数の人波
があった事だけは
はっきりと覚えているのです
多分、あまり意味も分からずに連れて行ってもらったものの
あまりの人の多さに驚き
早く帰りたかったのでしょう(笑)
当時はお祭り広場という
大きな屋根で覆われた広大なスペースがありました
そしてその真ん中にぽっかりと空いた穴から
天空にそそり立っていたのが太陽の塔なのです
現在は大屋根は撤去され
太陽の塔のみが一人たたずんでいるのですが
40年以上経た現在でも
その存在感は圧倒的です
冒頭の写真はその塔の内部(生命の樹)を撮影したものです
極彩色に彩られたその作品は
作者である芸術家岡本太郎さんそのものですね・・・・・。
確かに爆発しています
うれしいことに
この内部も来年度から見学が可能になるようです・・・・。
万博と言う行事も、太陽の塔も
今はなき、世界のパビリオンも
すべてに共通するポジティブさ・・・・・。
失われた20年(30年)と
大震災を世界大戦に続く第二の国難とするのならば
そろそろ、そのポジティブさを
思い出さねばならない時期が到来しています
あの、万博は
間違いなくその後の日本の夢の形でした
現代の若者たちに
『夢が無い』と嘆く前に
我々が夢のもてる世界をとりもださなければならない
という事なのだと思います