里山暮らしと限界集落
『里山暮らし』
都会に住む我々は
あまり考えもなく憧れたりします
でも、実際そこに住む人たちには
本当に多くの苦労があります
『限界集落』という言葉をご存知ですか?
65歳以上のお年寄りの割合が50%以上
将来のコミュニティーとしての存続が
危ぶまれている地域を指す言葉です
その言葉の厳しさゆえに
批判的な向きもあるのですが
現実を直視するという意味において
私はかなり的を得たネーミングであると思っています
京都の美山という場所に
先祖代々の土地を持つ地権者さんとお会いしました
その方は
生家のあるその地域を指して
『ほぼ、限界集落・・・・。』
と寂しそうにお話をされていました
ご自身が都会で生業を持ち
確立された生活が存在する今
自分が故郷へ戻ることのできない
一抹の後ろめたさに
悩み心を砕かれている様子が痛々しかった・・・・・・。
今回お会いしたのは
その土地の寄付を検討しておられ
何とか有意義に活用できないか?
とのご相談であったのですが
当初気楽に構えていた私にとって
限界集落の問題は
大きく考えさせられる問題であったのです
『これは、性根を据えて取り組まねば・・・・。』
思いを新たにしました。
壮大なチャレンジになりそうでありますが
おぼろげなイメージが湧いてきたのが救いかも
都会の子供たちが
農作業や森の管理を通して
里山暮らしを体験し
地元のおじいちゃんおばあちゃんの知恵を学ぶ
常設のネイチャリングスクール・・・・とか
外国人留学生や観光客を受け入れ
囲炉裏や茅葺の民家で
じいちゃんばあちゃんの料理で
田舎暮らしを体験する施設・・・とか
うーん、いいかも!
皆さまも、良いアイデアがあったら
是非お聞かせください!
よろしくお願いいたします