イノベーションの意味
電力会社から届いた
【電気料金の値上げ申請について】
というお便りの一節です
『弊社は、今後も引き続き、安全確保を大前提に原子力の再稼働に全力で取り組むとともに、
聖域を設けず、さらなる徹底した経営効率化に最大限の努力を積み重ねながら、
最大の使命である電力の安全・安定供給に全力を尽くしてまいります。』
2014年4月1日から電力量料金の値上げだという事
全体的にかなりの値上げ幅・・・・・。
この手紙
『はぴeプラン』という
オール電化の割引を受ける人達に宛てたお手紙です
2014年4月1日から
『はぴeプラン』の人気の源泉であった
夜間電力は実に1.3倍になるらしい・・・・・・・・・・。
エライこっちゃ!
実はこの『はぴeプラン』こそが
ある意味原発政策の象徴と言えるプランだったのです
ひとたびスイッチを入れたら
簡単にとめることのできない
原子力の火
どうしても余ってしまう
夜のエネルギーを
バーゲンプライスにて
叩き売りしようというのが
『はぴeプラン』なのです
しかし、原発を稼働できない現在では
電力会社最大の金食い虫
徴収する電気料金よりも
はるかに高いコストで作った電気を
販売せざるを得ない状況が続いています
そしてこの部分が
だらだらと赤字を垂れ流して
真綿で首を絞めるように
電力会社の
経営を圧迫している状況です
冒頭の文章(手紙全体の文章)
とても良く考えられ
懇切丁寧に書かれた文章なのですが
でも、
なにかそこに、『驕り』(おごり)の様な
いやな感じがしているのは、私だけなのでしょうか?
長いので全文は掲載しませんが
全体を通して読んだときに
『どっちにしたかて、おまえらは電気が無かったら
どうしようもないんやから、
つべこべ言わんとワシらの決めた金額払といたらええねん!』
と言われているように感じてしまいます
独占というのは
ここまで怖い事なんですね・・・・・・・・。
全く持って、想像力の無い人たちだ・・・プンプン!
このタイミングで
国民にこの手紙が送られていることは
反原発・脱原発を叫ぶ人々が
選挙で惨敗したのと無関係ではないでしょう
免罪符を得たような
そんな心境になって
送りつけられたように思えて仕方がない
考え過ぎなのでしょうか・・・・・・・・・・。
安全安心であるのは大前提です
もはや語る必要もなし!
関係者の皆さん
消費者より自分たちが偉いという
間違った思い込みは、今すぐに捨てましょう!
イノベーションという言葉があります
ちまたでは技術革新という風に
間違った解釈がなされることが多いのですが、
本来は
それまでのモノ、仕組みなどに対して、
全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、
社会的に大きな変化を起こすこと
という意味なのです。
私は原発がダメ!と短絡的に言うつもりは全くなく
むしろ、『しばらくは肯定せざるを得ない派』 なのですが
こんな手紙が送りつけられたら、まさしく逆効果!
原発絶対反対!と言いたくなってしまします
本日発足する新政権の皆さん
是非とも、そこのところヨロシク!です
真のイノベーションを呼び起こす政策を実行してください、くれぐれも!
求む! 発送電分離
打倒! 総括原価方式