TOTO工場へ潜入:その1
降りしきる雨の中
秋のバスツアー第二弾という事で
滋賀県にあるTOTOの工場見学に行ってきました
皆さんにもおなじみのTOTO
こちらの滋賀工場は中部圏と近畿圏に商品を供給する
TOTOの中でも重要な工場の一つです
今日は浴槽の製造過程を
案内していただきます
TOTOのCSRの一環なのでしょう
大変多くの方が出迎えてくださいました
皆さん大変フレンドリーに接して下さいます
ネオマーブと言うのは
TOTOの浴槽の商品名です
アクリル系樹脂を加工して作った
いわゆる人工大理石の少し上等なラインアップ
金型から
樹脂製の浴槽が出てきました
下の写真は下金型の写真です
上の写真から、ポンと浴槽が抜き取られた後の状態です
ピカピカなんですが
また樹脂を注入する前に
毎回、磨きあげるそうです
浴槽が次々に運ばれていきます
次の工程で、熟練の職人さんが
エプロンや脚を取りつけます
ガイドをあてて、足の取り付け位置に印をして
意外に手作業で接着剤を塗って
はい、脚がつきました
特殊な接着剤に
赤外線を当てて、硬化させます
するとこの脚、押しても引いてもびくともしません
地味ですが、すごい技術です
さあ、いよいよここで浴槽をさかさまにします
大きな機械の中で
ぐるぐるっと
でも、ちょっと遅い
やっとこさ、一周しました
この機械、すごく大層でしかもものすごく高そうなのですが・・・・。
手でひっくり返したらどうなんだろうと?思ってしまった私は
工場素人なのかもしれません・・・・。
バリといわれるささくれみたいなものを切り取ります
手すりの取り付け穴などをコンピューター制御の機械で開けていきます
何十種類と言う浴槽それぞれに
穴の位置が違うのですが
この機械が全部覚えているそうです
ここで目視による製品検査が入ります
不具合のある商品はここで省かれるのです
検査に合格した浴槽は
仕上げの研磨作業にはいりますの
ここでもやはり人間が大活躍
人の手で一台一台、ピカピカに磨け上げます
さあ、いよいよ最終工程です
どんなに細かい傷も見逃さぬよう
明るい照明の下
人の目による最終の確認と
金物関連の取り付けが行われます
さあ、いよいよ商品が完成です
後は梱包して出荷の準備を待つばかり
日頃なにげなく使用している住設機器の数々
こんな風に、ひとつひとつ丹念に作られると思うとちょっと感動しました
工場大好き人間なので
どんな工場を見に行ってもとても楽しめるのですが
自分達がお客様にお届けしているものだから
尚更です
楽しくて楽しくて!
ただ一つの心残りは
トイレ工場に潜入する時間が無かった事
あの複雑な形の便器が
焼き物でどんな風に実現されているのか?
次回の楽しみにしてみたいと思います