寄付のススメ
東日本大震災の義援金が
被災地の皆さんにかなり行き渡ったというニュースがありました
遅すぎるわ!
という事は、
今回無しにして
「寄付」について考えてみたいと思います
大震災で日本赤十字社に集まった義援金
10月3日現在で、
256万6928件
2915億3931万7118円
という金額だそうです
スゴイ!
まだこの他にも、本当にたくさんの団体や多くの人が
直接被災地の自治体などへ送金した分を合わせると
いったいぜんたいどのぐらいの数字になるのか・・・?
2倍3倍になるんじゃないでしょうか・・・
でも、何にせよ素晴らしい事です
1億人の人口と仮定したときに
一人当たりが3000円から10000円近く寄付した計算になるのです
その一方で
年間8000円の増税がダメと言ってるのも
何かおかしい感じもしますが・・・・。
日本には寄付の文化が無いと言われていますが
本当にそうなのでしょうか?
確かに、今まで寄付の文化は根付いていませんでした
でも、人知れず
ずっと長きにわたり
草の根的に寄付しておられる人は
実はいっぱいいらっしゃるのです
でも、なにかそれが気恥ずかしい事と言うか
人に知られるのはあまり好ましくない、とでもいう
そんな感じになってしまっているのでしょうね
もっともっと堂々と寄付をしたらよいと思います
そんな助け合いの社会を実現するために
制度も少しずつですが整いつつあります
特定公益増進法人への寄付は所得控除を受けることができ
認定NPO法人等への2011年1月1日以降の寄付は、
所得控除に代えて税額控除を選ぶこともできるようになりました
税金として納めるのであれば
その一部を自分が選んだ活動に役立ててもらう事が出来るというわけです
アメリカでは収入の多い少ないに限らず
寄付の習慣が根付いていると言われ
とある統計では全体の20%を占める
年収80万円未満の低所得層の人々でさえ
その約4%を寄付しているという結果があります
一足飛びに、寄付文化先進国のアメリカ並みと言う訳にはいきませんし
アメリカの寄付制度だっていろいろ問題はあるはずです
でも少なくともお手本にしても良いのではないでしょうか?
日本でも
托鉢というお寺さんを支える為の寄付文化があります
神社にはお賽銭箱があります
教会でだって日曜礼拝で袋を廻して寄付を募ります
見まわしてみれば
日本にだってそんな仕組みはたくさんあるのです
でも悲しいかな、文化として根付いていないのですね
でも、これからは違います
先の大震災で
日本人が見せて優しさ、人を思う気持ち
これらがきっかけとなって
少しシャイな日本人が変わるかもしれません
情けは人の為ならず、です
「寄付する私って、ちょっとイケてる?」
そんな風に自分を褒めてあげてください
満足感でいっぱいになると思います
寄付する事はカッコいい事
そんな風土を創造していきましょう