8月17日の集会:福島の子供たちの声
8月17日、東京は永田町の衆議院第一議員会館でとある集会が開かれました
一部ニュースなどでも報道されていたので
ご覧になった方がいらっしゃるかも知れません
京都YMCAを通じて、
福島の子ども達と触れあった経験から
無関心ではいられませんでした
その集会は
放射能の影響に苦しんでいる子ども達の声を
直に政府や官僚たちに届けようという取り組みだったのですが
大人達の体たらくが、浮き彫りになってしまいました、
本当に情けない。。。。
子ども達と対峙した大人達は
質問される度に言葉に窮し、うつむくばかり
原子力災害対策本部と原子力安全・保安院、文部科学省の担当者10名です
集会を開催したのは、福島の親たちで作る
『子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク』です
ある意味、一番の被害者である子ども達の声を政府に届けよう、との思いから開催されました
子ども達からの手紙を少し紹介します
「私はふつうの子供を産めますか? 何さいまで生きられますか?」
「本当にだいじょうぶと思っているのかを知りたいです?」
「もう、じしんの国、日本に、げんぱつをなくしてほしいです。」
「放射能がなくなって、外で犬をかいたいです。」
「しゅくはくくんれんに今の学校の仲間といきたいです。」
「わたしは、2学期から転校します。あと7日間しか、学校にいられません。とってもいやでとってもかなしいです。」
「わたしの夢は去年と全くちがいます」
「ながいきしたいです。」
「こんなことになるなら、初めから原子力発電所は動かすべきではなかったと思います。」
「みんなどんどんひなんをしてクラスの子は少しへってしまいました。」
「いつ福島にかえれますか?」
「なんで原発をこんなにたくさんつくったのですか?」
集団疎開を実現してほしいなど繰り返し伝えられる
子ども達の心からの問いかけに対し
集会に出席した各省庁の担当者らの対応は
たびたびマイクを押し付け合いをした揚げ句
「持って帰って出来る限りの事をしたいと思います」
「関係省庁と連携してやっていきたい」
「担当部署にお伝えをして今後の対策に向けて最大限尊重していきたい」
と、質問をはぐらかすような紋切り型の回答に終始したそうです
あー、本当に情けない!
そんな政府の担当者の対応を見て
福島の小学3年生の男の子が一言
「大人なのに子どもの言葉が伝わらないのは、子どもの時ちゃんと勉強していなかったからだと思います」
その通り。
いつの時代も、大人達には大いなる責任があります
原発関係者だけでなく、すべての大人は
有権者として大いなる災いの元を看過してきたのですから。。。。
今後も出来うる限り、自分の事として
出来る事を続けていこうと思います。
福島の子どもたち、ごめんなさい
大人の一員として、
皆さんがふるさとに帰れるまで努力し続けます
本当にごめんなさい