古くて良いものを新しい方法で:そとん壁の巻
建材メーカーさんが主催する商品説明会にいってきました
結構大きな会場にかなりの人数がいます
左官材料の説明会であったため、左官の職人さんらしき人もちらほら
そんななか見事な手際で実演を交えての説明です
きっとものすごいプレッシャーなんでしょうね
プロに教えるのはなかなか大変です
高千穂シラス株式会社という会社なのですが
鹿児島県の白洲台地の火山灰土を主成分にした左官建材です
どこの説明会でも見られる事なのですが
驚きの効能ばかり
やはりこういうプレゼンはかなり強いですね
帰り道ではすっかり全面採用するつもりになっていました
実を言うと以前から使用している建材で
その良いところは知っていたのですが
今回関西で説明会があるという事で
再度勉強させてもらいに行ったという事です
凄いところは確かにたくさんあるのですが
そのうちの一つがこの写真です
水槽の真ん中にそとん壁というこの会社の外壁材で
上下を区切る中仕切りをし
その上から水を満たしてあります
ここまでだったら別に驚く事もない
防水性能の高い壁材なのですが
よーくみると
下から上に空気の粒がプクプクと浮き上がっています
水の粒子は通さないけれど
通気性は保てる、というわけです
単純な私は、スゴイ!と感動。
夏の暑い日はこの性質を利用して
わざと外壁に打ち水するとの事
気過熱の作用で室内温度をグッと下げる事が出来るそうです
100%自然の素材なのですが
人工的に作り出すより自然のもののほうが高機能というのは
それだけで感動的ですらあります
できれば室内も外壁も
この材料を採用したいのは山々なのですが
なかなか高い材料なのです
いつも悩みはそこんところです
メーカーさん、そとんところよろしくお願いします