いまだ癒えない心
とある家族が沖縄のイベントに招待された話です
文章を読んで、またまた、泣いてしまいました
被災した方たちにはひどい現実がまだまだ続いているんですね
昨日、告知した京都YMCA主催のイベント
その開催も同じような想いから企画されています
沖縄程ではないし、新聞も取り上げてくれないでしょう
でも、何か出来る事から、という気持ちは
決して引けを取るものでもありません
少しでも子ども達の笑顔が見られたら
そんなにうれしい事はありません
以下6月23日の沖縄タイムスからの転載です
(文責:山田英樹)
京都の新築リフォーム200年住宅HABITAは流体計画へ
追伸:いよいよ今日の夜から、仙台へ行きます
被災地支援のボランティアです、体力が続くかどうか・・・・?
それだけが心配です。
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20日、南城市で開催された、世界一大きな絵2012に、東日本大震災で被災した福島県相馬市から9人の園児とその保護者が招待された。津波被害や原発事故の影響で屋外活動が制限され、一日中建物の中で過ごす子どもたち。「少しの間でも外で自由に楽しませてあげたい」。母親たちは、太陽の下で思い切り跳びはねるわが子の姿に目を細め、優しく見守っていた。(南部総局・大野亨恭)
二男海斗ちゃん(6)と初めて沖縄を訪れた小林あゆみさん(28)。自宅は全壊し、両親と生後わずか1週間の美羽(みう)ちゃんを失った。
地震発生後、避難しようと乗り込んだ車が1キロ近く流された。何とか海斗ちゃんを助け出し、長男秀斗君(7)も地元の消防団員に救出された。だが、運転席に座っていた母猪苅友子さん(67)と美羽ちゃんは流されてしまった。
美羽ちゃんは震災の約1週間前、3月3日の「桃の節句」に誕生した。「おひなさまの日に生まれてきたね」。初めての女の子。家族や親族から多くの祝福を受けた。友子さんは美羽ちゃんを人一倍かわいがった。後から聞いた話では、友子さんは濁流にさらわれた後も、美羽ちゃんを強く抱き締めたまま決して離さなかったという。
「海斗、お兄ちゃんなのに家も美羽も守れなくてごめんね」。あゆみさんの前で海斗ちゃんは何度も繰り返した。
少しでも元気になってくれれば、との思いで沖縄に来た。震災を境に海に対する恐怖心も生まれていたが、海斗ちゃんは穏やかな沖縄の海を見て「きれい」とつぶやいたという。
20日夜は、市商工会によるバーベキューを楽しんだ後、市内の民家で民泊体験。家が隣同士だった遠藤のり子さん(34)、一希ちゃん(5)と共に、知念善助さん(68)宅に宿泊した。知念さんの孫らとすぐに打ち解け、花火やおしゃべりなどを楽しんだ。
海斗ちゃん、一希ちゃんは「花火がとっても楽しい。一人でも火をつけられるんだよ」と大はしゃぎ。
あゆみさんは「沖縄に来て久しぶりに震災を忘れられた。子どもたちのためにも頑張らなきゃ」と涙をぬぐった。翌21日にあゆみさんらは福島の仮設住宅へ戻った。