めんどくさい・・・・・父
愚息リンタロウ
春の巨匠シリーズ
今回で一応最後です
あれはリンタロウ小学1年生の頃でした
日曜日に奈良の方面へドライブした時の出来事です
普通に国道を走っていると
後ろからえらい勢いで
でっかいトラックがやってきます
あきらかに
普通の運転ではありません
実は昔から運転中に
そんな輩的な運転を見ると
黙っていられないたちなのです
無論のこと何度も
一触即発な危ない目に遭います
それでも、やはり一言物申してしまうのです
家内と娘は
そんな私の悪癖を知っているため
トラックが近づいてきただけで
なにかを感じてハラハラしています
案の定
そのトラックは
大音量のクラクションを鳴らして
バンパーすれすれまで
あおってきました
『ブチッ』
多分、家族にも私の堪忍袋の緒が切れる音が
聞こえたのだと思います
『やめてー』
という声を聞くや聞かぬやのうちに
ドアを開け一言物申すため、飛び出した私
うろたえる妻と娘
そんな悪iい悪い父を見送った後
頭の後ろで腕を組みながら
ひょうひょうとしたリンタロウが一言
『あーあ、めんどくさい人やな・・・・・』
巨匠6歳の春の事です
がんばれ!ニッポン