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昨日、YMCAを通じて 
レトルトカレーを200食送りました 

20日に関係者の手で 
仙台のYMCAに届けていただきます 

こんな状況の中で 
多くの方が自らの手で被災者支援に立ち上がっておられます 

国民一人一人が 
それぞれの立場でそれぞれの場所で 
できることをやる 

本当にこの国の人たちは素晴らしい 

YMCAは子どもたちや若人を支援する団体です 
その関係者である私にとって 
本当につらい記事ですが 
転載させていただきます 
今そこで起こっている現実です 

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3月16日 asahi.com  
約2千人が避難している宮城県石巻市中心部の市立門脇中学校で15日、 
段ボールに白い紙を貼り、黒い文字でこう書いたカードを掲げた男の子がいた。 
  
あいさわ かずゆき 
のり子 
京子 
しまゆうと 
ゆうな 

石巻市立釜小学校3年の相沢寿仁(としひと)君(9)だ。 
父親と母親、祖母、いとこ2人の名前を大人に書いてもらって、自分でなぞった。 
あの日、一緒にいたが、大津波で離ればなれになった。 

避難所を回り、被災者の間を縫うように歩く。 
近くの石巻中学校や石巻高校にも足を向けた。門脇中学校に来るのは、この日で4回目だ。 
おばあさんたちから肩をたたかれ、お菓子を握らされる。でも手がかりは見つからない。 

まだ小学生だから、避難所全体に拡声機で呼びかけてもらう勇気はない。 
記者が仲介し、家族の名を読み上げてもらったが、誰も来なかった。 

「家族みんなで逃げるぞ」。11日、地震が起きた直後に、父親が軽自動車で小学校まで迎えに来てくれた。 
家族4人といとこ2人が乗り込み、市中心部の小高い丘の上に立つ門脇中学校を目指して、 
港沿いの県道を車で突っ走った。 
  
「津波が来てる、左に左にっ」。ハンドルを切るように促す、お母さんの大きな声が聞こえた。 
右側から、車よりもずっと高い波が来ているように寿仁君には見えた。 
津波から逃げるように左側に進んだが、駐車場で行き止まりになった。 
その瞬間、車が海水にのみ込まれた。 
  
何かわからないが、いろんなものが車に当たり、窓に少しだけヒビが入った。 
両手にけがをしながらも、寿仁君は必死に窓を割って壊し、 
隣に座っていた中学1年のいとこ、ゆうと君と手をつないで窓の外に脱出した。 
  
しかし、「木かなんかが流れてきて、手を離しちゃった」。 
「としくん、としくん」と叫ぶゆうと君の声と、 
「助けて、助けて」というおばあちゃんの声が、次第に遠ざかっていった。 
  
その後のことは、気を失って覚えていない。 
30分ほどたって目を覚ましたら、服の一部が竹の枝に引っかかり、廃材の上に寝ていた。 
近くの男性に助けられ、びしょぬれの服を着替えさせてもらった。 
  
そこに、顔見知りの理美容店主、北原満成さん(64)がたまたま通りかかり、家に引き取られた。 
  
「あまり心配するな。何度も言ってるだろ。早く家に帰ってくるんだぞ」。そう、満成さんは気遣う。 
「うん、そうする。心配しない」。寿仁君は気丈に答えるが、不安そうな表情は隠せない。 
  
市中心部は、いまだに水没している地域が少なくない。 
「道路が通れるようになったら、家を見に行く」。そう、寿仁君はきっぱりと言った。 
  
被災者たちが伝言板に使っているホワイトボードには、彼の字のメモが貼ってあった。 
「明日もくるからね 寿仁」(西尾邦明) 

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