応援すべき夢
何の変哲もない
雪のグラウンドの写真です
実はここには夢が一杯詰まっています
今日は私の大事な友人の
応援すべき夢についてのお話です
昔々野球の得意な少年がいました
子どものころから体格にも恵まれ
あれよあれよという間に
エースで4番に上り詰めた少年は
近所でも期待の野球少年
特別裕福なわけではなかったので
あまたの誘いをけって
普通の公立高校へ進学した彼ですが
やはりそこでもどんどん結果を残し
ついにはプロ野球からの誘いが
しかしプロの世界は厳しかった
バットに空を切らせるはずの渾身のストレートが
いとも簡単にスタンドまで
運ばれます
しかしあの手この手を考え出し
様々な変化球も覚えた彼は
チームを代わりながらも
なんとかかんとか10年結果を残し続けます
ただ、無理をし続けた10年間
痛み止めを打ち投げ続けた代償はあまりに大きかった
ぼろぼろになった彼は
選手生活にピリオドを打ち
第二の人生をスタートさせました
子どもの頃から
野球以外のことに
まったく興味のなかった彼は
社会人、一般人としての
基礎から勉強のやりなおし
多くの人に
怒られ、怒鳴られながらも
持ちまえの明るさで
人の輪を広げ
一歩一歩階段を上っていき
ついにたくさんのスタッフに囲まれた社長さんになります
会社も安定し
今が本当に幸せだという彼なのですが
どこかにやはり切ない気持が残ります
大好きな野球への憧れというか
恩返しというのか・・・・・。
大投手ではなかったけれど
野球の世界ではやはりカリスマ
本当に多くの子供たちが
彼のもとに集まってきました
面倒見の良い性格もあいまって
数少ない自由な時間を
子どもたちに注ぎます
そしてそんな子供たちの
輝く笑顔と尊い涙に接するうちに
彼の心にひとつの覚悟が・・・・・・。
写真は彼が私財を投じて
確保したグラウンドの雪景色なのです
多くの人に支えられ
彼のチームは誕生しました
話をしているとき
彼の顔は充実感に満ち
本当にまぶしく映ります
多分本人は全く気付いていないと思いますが・・・・。
写真の野原が
子どもたちの夢のボールパークに
なるように
私も精一杯応援したいと思います