お風呂のお話
最近の住宅設備の進化は目を見張るものがあります。
なかでもお風呂の進化はかなりのスピードです。
昔からリフォーム等の中心に考えられていますが
最近のお風呂はほとんどといって言いぐらい『システムバス』!が中心
個人的には『猫足』のバスタブなんかも素敵だとは思いますが
住宅本体にダメージを与える可能性がほとんどないユニットバスが躍進するのも理解できます。
あれよあれよというまに住宅の中の主役に躍り出たお風呂は
今では『システムバス』という呼称が一般的に・・・。ほとんど出世魚の世界です。
実は最近の目覚しい進化の中でも私が最も good job!(よい仕事)と思っているのが
何を隠そう『保温機能付浴槽』なのです。
2004年に彼がデビューした頃はまだまだ準レギュラー(オプション扱い)でありましたが
今は押しも押されぬ中心選手に成長しました。
ただしその働きははっきり言って地味、野球で言うとかつての巨人では土井、西武で言うと辻発彦、阪神だったらやっぱり平田かな?いわゆるいぶし銀的な働きなのです。
かくいう私の家もいぶし銀ちゃんを採用しております。
一般人的な時間に家族がお風呂に入り、24時間営業の酔っ払って帰ってきた私は力尽きて眠ってしまい朝、あわててお風呂に入る。というようなことが時々あるのですが、
そんな時にまさしく『グー』な働きを見せてくれます。
真冬の寒い寒い朝でも、お風呂にちゃぽん(正確にはドボン)と使ったときも
『あたたかい』と思える程度の温度なのです。
本当に地味な話で申し訳ないのですが、最初はその些細なことにずいぶんビックリしました。
考えても見てください!多分本当にものすごく簡単なことですよ、浴槽の中に断熱材を『ギュっ』と詰めただけだと思います。 どうして誰も気付かなかったのか?不思議でなりませんでした・・・・。
実は建築業界にはそんなコロンブスの卵的なことがまだまだあると思います。
ただ、それだけの事でかなりの省エネでお財布にもやさしい。
がんばって皆さんでもっともっとそんなことを探して行きましょう。